「最近、水道代が高くなった気がするんだけど、気のせいかな…」。そんな漠然とした不安を抱えていたある日、洗面所の蛇口から、わずかではありますが「ポタポタ」と水が落ちていることに気づきました。最初は「これくらいなら大丈夫だろう」と高を括っていましたが、検針票を見て愕然。明らかに普段よりも水道使用量が増えているのです。まさか、あの小さな水漏れがここまで?私は急いでインターネットで検索しました。「蛇口 水漏れ ポタポタ 水道代」と入力すると、出てくるのは恐ろしい試算の数々。1秒に1滴の水漏れでも、年間でドラム缶何本分もの水が無駄になり、数万円の水道代の上昇につながる可能性がある、という記事を読み、ゾッとしました。すぐに蛇口の修理に取り掛かることに。幸い、私の家の蛇口はハンドルを締めても水が止まらないタイプだったので、おそらくコマパッキンの劣化だろうと推測しました。ホームセンターで新しいコマパッキンと、念のためモンキーレンチなどの工具を揃え、いざ修理開始。水道の元栓を閉め、蛇口のハンドルを分解し、劣化したパッキンを新しいものに交換しました。作業自体は思っていたよりも簡単で、15分ほどで完了。元栓を開けて蛇口をひねると、もうあのポタポタという音は聞こえません。水がピタッと止まるようになりました。今回の経験で、目に見えない場所で水が失われていることの恐ろしさと、小さな異変を見逃さないことの重要性を痛感しました。皆さんも、蛇口のポタポタ水漏れにはご注意を。水道代の悲劇は、意外と身近に潜んでいます。